4月16日(水)〜4月22日(火)までの期間、1Fラシックパサージュ、B1Fエスカレーター横(大津通側)にて「東海道マーケット(有松・知立・岡崎編)」を開催いたします。
旧・東海道沿いに栄え、現在もなおその地で培われた伝統の技術を継承し、現在進行形で文化を更新している街、有松・知立・岡崎。今回ピックアップしている、cucuri(有松)、藤田屋(知立)、カクキュー八丁味噌(岡崎)にも、仕事にやりがいを感じながら自らをアップデートしていく姿勢に満ちた、若き文化の担い手たちが存在しています。三者三様、それぞれに地域や仕事に対する真摯な想いと、今回のマーケットに出品される商品の魅力を取材してきました。
名古屋を拠点にカルチャー発信を続けるWEBマガジン「LIVERARY」とともに、インタビュー動画「YOUR CITY IS GOOD ?」を制作しましたので、そちらもぜひチェックしてみてください。
YOUR CITY IS GOOD ? - 有松、知立、岡崎 edition -
https://youtu.be/cMkmVl4ExRM?feature=shared
cucuri(有松)
「職人さんたちも一緒にワクワクできるモノづくり」をこれからも続けていくために
「有松・鳴海絞り」の老舗、株式会社山上商店の外部ディレクターとして、オリジナルブランド<cucuri>の企画・デザインをしている今井 歩さん。
もともとはハイブランドに取り入れられていた経緯も持つ有松の伝統的な技術を、普段使いできるアイテムに落とし込んで服作りをすることを大事にしているという<cucuri>。
「継続的に製品を制作・販売できる状況をつくることが、有松の職人たちの生業を存続し続けることに直結すると思います。これからも有松の地場産業の継続と発展を願っています」という今井さん。
今後の活躍も楽しみです!
<cucuri>外部ディレクター・今井 歩さん
有松絞りの「括り」という技術をデザインに活かした、個性と実用性を兼ね備えたアイテム
「有松鳴海絞り」は、1つの商品が出来上がるまでに8工程を要し、各工程を専門の職人がそれぞれの持ち場で分業するスタイル。その制作工程の一つである「括り」が「cucuri」というブランド名の由来に。新作のカーディガンとワンピースのセットアップ は、「蜘蛛絞り」をトルネード状に施し、絞りの形状をそのまま柄として楽しむことができ、ワンピースはスカートとしても着用することができる2WAY仕様。お手持ちの洋服との相性もバッチリ。
<cucuri>
kumo uzu cardigan 38,500円
kumo uzu 2way dress 37,400円
藤田屋(知立)
「たくさん売ることよりも、おいしく売ることを大切に」がモットー
知立で愛されてきた銘菓「大あんまき」。もともとは手焼きで一枚一枚焼いていたという「大あんまき」を現在も手焼きでつくる技術を持った職人は数少ないのだそう。そのうちの一人が、鈴木 みゆきさん。
「先輩からの教えと、”たくさん売ることよりも、おいしく売ることを大切に”という社長の想いを大切にし、「大あんまき」という文化を引き続き守っていきたい」と鈴木さん。
藤田屋でしか得ることのできなかった貴重な技術を学びながら、地域から愛される菓子作りに携わることができることを誇りに感じているそうです。
<藤田屋>大あんまき職人・鈴木 みゆきさん
お子さまからお年を召した方まで魅了する、「大あんまき」の飽きのこないやさしい甘味
藤田屋の「大あんまき」は、餡と小麦粉の皮のみというシンプルな構成。自社製造のこだわりの餡の味とバランスを考え抜いた生地の味を楽しめる商品です。お子さまからお年を召した方まで最後まで飽きずに食べ切れるようにこだわって作られた、藤田屋ならではの優しい味わいをぜひお楽しみください。
<藤田屋>大あんまき「あずき」 210円
カクキュー八丁味噌(岡崎)
代々受け継がれてきた伝統を「100年、200年先へと伝えていきたい」
「物心つく前から八丁味噌を食べて育ちました。<カクキュー>の味噌は身近な存在でした」と八丁味噌への愛を語るのは、同社副社長の早川 昌吾さん。
早川家の先祖・初代 久右衛門は今川義元の家臣だった。武士をやめ、数代後の正保2年(1645年)に創業して以来、矢作川の水運と東海道の陸路に恵まれたこの土地で、味噌作りの技術は変わることなく代々受け継がれてきました。
日本人の日本食離れも叫ばれている昨今ですが、「この伝統をこれからも100年、200年先へと伝えたい。地域により一層愛される会社を目指し、邁進していきます」と力強いコメントもいただきました。
<カクキュー八丁味噌>副社長・早川 昌吾さん
「八丁味噌」は、仕込み水が少ないため、桶全体に仕込み水が行き渡るよう、6tの味噌に対して3tの石を積んで熟成させます。加温をせず、天然の気候の温度変化に任せて熟成させるため、長い時間がかかる製法は「手間隙を惜しまない、この製法こそが文化なんです」と早川さん。長年受け継がれる木桶には、蔵に棲みつく微生物がいるのだそう。「カクキュー八丁味噌」の歴史が、一味違う深い味わいの味噌を生み出しているのです。
<カクキュー八丁味噌>
北海道産大豆 八丁味噌 化粧箱 1,944円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて税込です。
※標準税率(10%)と軽減税率(8%)が混在しております。